ブログは何を書くかよりも、誰に読んでもらうかの方が重要
ECサイト運営のやり方を学べる本を購入しました。海外で価格競争ではなく、唯一化を行い、成功した事例を紹介しています。
前職で、ECサイト運営やネット広告の営業をやっていたこともあって、興味を持ちました。ブログ運営にも共通すると思われることも書いてあります。
誰に伝えたいのか?
実際、何を売るかよりも、誰に売るかの方が重要だと言っても過言ではない。顧客の顔がはっきりしないまま商品をそろえても、それは誰の心にも響かず、数字にもつながらないからだ。
※ P247
これはネットに関していうと、とりわけ重要になってくると思います。ネットはそうそう口コミで広がるものではありません。まずはターゲットを決めて、その人たちに向けて露出をしていくことが大事になってきます。
ECだけでなく、ブログに関しても同じことが言えると思います。ブログを書く目的は様々ですが、僕は、自分の想定した読者に読んでもらいたいと思って、一つ一つの記事を書いています。
そのため、検索エンジンからの流入を意識して、タイトルをつけることが多いです。goodkeywordというツールを使って、グーグルのサジェストキーワードを確認します。
自分が書きたいテーマに関して、どんな需要があるかをチェックしてから、ターゲットを絞って、その情報を求めている人に対して記事を書くように意識しています。先に文章を書いてから、タイトルを決めるときもあります。
Google Analyticsで狙い通りの流入ができているかをチェックします。PV数が少なくても、滞在時間が長ければ、きちんと読まれているのかなと判断しています。
Amazonアソシエイトで商品紹介をしたときは、商品を求めている人が読んでいるか、魅力が伝わっているかを知るためのデータとして活用しています。報酬が入るのは当然嬉しいですが、記事が評価されたことがそれ以上に嬉しいです。
…と偉そうに語りましたが、ただ、書きたいことを書くこともあります。また、想定通りにいかないことの方が多いです。でも、そんなもんだと思います。
野球の打率と同じようなもので、10記事書いて、2~3記事がうまくいけば良い方ではないでしょうか。できる限り、打率は上げたいですが…。
自分が読みたいと思う記事を書く
もし、顧客の顔を見定めることがどうしても難しいようであれば、視点を「自分自身」に置いてみよう。自分だったらこういう商品を買いたい、こういう店でこんな風に商品を買い求めたいといった具合に、「自分」を起点にして店作りをしていく方法だ。
実は、成功しているECサイトにはこうしたパターンが非常に多い。自分が買い物をしたいと思える店がなかったから、自分で作ってみた。現状の店や品ぞろえには納得がいかなかったから、自分が満足できる店を開いてみたという動機である。
※ P254
店作りと出ていますが、これをブログに置き換えてみてください。自分だったらこういう記事を読んでみたい、こういうブログがないから自分で作ってみた。そうすると、良い記事・注目ブログになるかもしれません。
率直な意見を聞いてみる
あなたも自分の強みが分からないのであれば、自分に近い人、自分をよく知る人に自らの強みは何かを尋ねてみよう。想像もしなかった自分の強みが浮かび上がってくる可能性は十分にある。
※ P63
ブログも、実際に誰かの意見を聞いてみると良いでしょう。友人・家族などに読んでもらって、感想を聞いてみると、新鮮な意見が聞けるかもしれません。
とりわけ、同業者(ブロガー)ではない人に聞いた方が、新たな気付きを得られます。ECでも何でもそうですが、中の人間と外の人間では見方が大きく変わるからです。きちんと意見を受け止められる、信頼できる人に聞いてみましょう。
嬉しい意見が聞けるときもあれば、凹むことを言われることもあるかもしれません。注意点として、全部、鵜呑みにしないで、参考程度に聞いておくのが良いでしょう。最終的には、自分で判断することが大事です。
こんなことを書いたので、さっき、嫁から改めて感想を聞いたら、すごく率直な意見が返ってきました。良いことも聞けましたが、結構、悩んでしまう部分もありました。でも、自分では、気付いていなかったことが聞けて良かったです。
★★★
EC担当の人は、とても勉強になる本だと思います。僕のようにECサイトをブログに置き換えても、読める本です。この本の著者のブログが人気で、ブログについても語っていますが、ECやコンサルティングに対しての熱意が感じられます。
海外ECサイト事例に学ぶ、売上アップのノウハウ|株式会社ネットコンシェルジェ