ブログを書くメリットの一つは、市場感覚を身につけることができる
ちきりんさんが出ていたので、つい買ってしまった日経ビジネスの雑誌。「賢者が語る生き残りの処方箋」というコーナーで、ちきりんさんがブログを書くメリットを語っているところがありました。
ネットはやったことの成果が全て数字に表れる
下記、「組織の外に出る」というテーマでちきりさんが語っていたことです。
たとえば私はネット上でブログを書いていますが、「どんなトピックについて何を書けば、読者が増えるのか」と試行錯誤するだけでも、十分に市場感覚が身につきます。そういったごく身近なことからでも、組織を離れて生きるための重要なスキルを習得することができるのです。
これは、まさにおっしゃる通りだなと思いました。
ブログは、アクセス解析で様々なデータを確認できます。訪問数・PV数・リピート閲覧者の数・検索キーワード・滞在時間・ソーシャルのボタンが押された回数・広告がクリックされた回数など…。
わたしが以前、アパレルの会社でWeb担当をしていたとき、ネットマーケティングの会社を立ち上げた方とお話をする機会がありました。その方が「ネットの面白いところは、やったことの成果が全て数字で表れる」と言っていたのが印象に残っています。
ブログを書くことのリスクは、たいしてありません。市場感覚を身につけるための訓練で、こんなに良いものは他にないのではないでしょうか。
当然、ブログを書いただけでは意味はありません。きちんと効果・検証をして、トライ&エラーを繰り返すことで、スキルを身につけることができます。
キーワードプランナーとgoodkeywordで市場調査
ブログを書く際は、市場調査を行います。自分の書きたいテーマが決まったとき、そのテーマに関連するキーワードがどれくらい検索されているのか、どんな複合ワードで検索されているのかを確認します。
その際、わたしが利用しているのは、グーグルのキーワードプランナー、goodkeywordというツールです。
キーワードプランナーは指定したキーワード・関連するキーワードのグーグルでの月間検索回数を確認できます。わたしの場合は、こちらはざっくりと確認する程度です。
goodkeywordはサジェストワードを確認できるツールです。サジェストというのは、検索キーワードを入力すると下に出てくるものです。
上の画面がサジェストワードです。入力したキーワードに対して検索数の多いものが表示されるようになっています。どちらかというと、こちらの結果をじっくり見るようにしています。
キーワードプランナーで検索数をざっくりと確認した後、goodkeywordで調べたサジェストワードをタイトルに盛り込みます。
このサジェストワードを確認するのが結構、楽しいです。ユーザーがどのようなキーワードで検索をしているのか?いってみれば、需要がわかるわけです。その需要に対して、供給を行ったときにどんな反応があるかが楽しみなのです。
Google Analyticsや広告の管理画面で、記事の評価を確認
記事を書いたら、Google Analyticsで、訪問数・PV数・リピート閲覧者の数・流入経由・検索キーワード・滞在時間などを確認します。このデータで、自分の記事がどれだけ評価されているかがわかります。
PV数も大事ですが、滞在時間も評価の重要な指標になります。滞在時間の長さは、ユーザーが記事をじっくり読んでいるということを表しているわけです。
リピート数が多ければ、立派なものです。それは、個人が評価されたということになります。ただ、これは結構、ハードルが高いです。高いからこそ、目指したいというのもありますが…。
アフィリエイト広告を掲載している場合は、広告をクリックされた回数・購入回数も記事の評価対象になります。クリック・購入されたということは、自分の書いた記事でユーザーが商品に興味を持ってくれたということです。
あとは、ソーシャルのボタン(フェイスブック、ツイッター、はてなブックマークなど)が押された数です。負け惜しみではないですが、ボタンが多く押されているものが、良い記事とは限らないと思っています。
ボタンが押されれば、記事が拡散されて、多くの人に読まれるようになるので、そのメリットは大きいです。グーグルの評価が高まって、ブログの記事が検索の上位に表示されやすくなります。実際、どのくらい評価されているのかはわかりませんが…。
但し、これはネットのヘビーユーザーが押しているものなので、ボタンを押さなくても、記事をしっかり読んでいるユーザーはいるわけです。あくまで、指標の1つとして、考えれば良いと思っています。本心はすごく押してほしいですけど…。
これらのデータを確認して、トライ&エラーを繰り返すことで、市場感覚を身につけることができるといえるでしょう。
★★★
ブログを書く目的は様々ですが、スキルを身につけたいということであれば、真剣に取り組む必要があると思います。そして、うまくいったときは、市場で生きる自信に繋がるのではないでしょうか。