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えいたろうのウェブログ

えいたろうが体験したことを記録する、良いと思ったものを紹介するブログです。

社会貢献とビジネスを両立させている「パン・アキモト」のパンの缶詰

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2014年2月6日放送のテレビ東京『カンブリア宮殿』。ゲストは、3年経っても美味しいパンの缶詰を作った「パン・アキモト社長の秋元義彦さん。社会貢献とビジネスを両立させている点が、非常に興味深いものでした。

 

きっかけは阪神・淡路大震災

パン・アキモトは、3年経ってもフワフワの美味しいパンの缶詰を販売。元々は那須塩原にある街のパン屋さんで、現在も実店舗を運営しています。

缶詰を作ったきっかけは、阪神・淡路大震災。被災地にパンを送ったら、普通のパンは長くもたないため、半分以上は食べられずに捨てられてしまった。それで、非常用に保存ができて、美味しいパンを作ろうと決意したとのこと。

2004年のスマトラ島沖地震、2011年の東日本大震災、2013年のフィリピン台風被害など、世界中の支援を必要としている人に送っています。

 

被災地や飢餓で苦しむ地域にタダでパンを配っても、黒字化する仕組みを作っているところが興味深いところです。パンの缶詰を作ることは、3年間商売ができるということで、ビジネスチャンスだったと言っています。

 

社会貢献とビジネスの両立

番組司会の村上龍さんが「パン・アキモト」の活動に関して、以下のようなことを言っていました。

社会貢献であれば儲けはいらないと勘違いしやすい

ただの美談の紹介になる

とんでもない勘違い

社会貢献のビジネスほど売り上げが出ないと続かない

絶対ビジネスモデルにしようと思っている

だからこういうことができる

 

パン・アキモトには、「救缶鳥」という社会貢献とビジネスを両立させているシステムがあります。パンの缶詰を法人にも非常用として販売をしています。

安心できる非常食として、2年間備蓄します。 備蓄から2年後、義援物資して国際貢献に役立てます。残り約1年の賞味期限の間に、日本中から回収・輸送され、飢餓に苦しむ国々へ届けられます。

※ 救缶鳥プロジェクト | 株式会社パン・アキモトのページより

法人などは、2年備蓄した後、回収させてもらった場合は、次回、割引で購入できるようになっています。法人は社会貢献ができて、パン・アキモトも作ったパンも捨てずに食べてもらえることができる。 

 

龍さんが言ったように、秋元さんは、ビジネスを前提に社会貢献を行っていると言っています。また、継続の重要性を説いています。

私たちは「社会貢献をしよう」とは思っていないですね。商売をし続ける。継続しなければいけないから。

それほど肩ひじ張って、そんなことまで考えていませんでしたけど。できれば損しても商品を出すのではなくて、ちゃんど収益がある商品に育てていくべきだろうなというのが根底にありまして。

ボランティアも瞬間的なボランティアではなくて、継続的なものが求められていると思うんですよね。

企業の本来の意義。私たちがパン屋としてできるのは捨てられてしまうものを賞味期限が切れる前に回収して届けるビジネスをやることによって、継続してボランティア的なことができる。

商売が成り立っているから、ボランティアができている

ちょうど「社会貢献」という仕事に少し興味を持ち始めていたのですが、この話はすごく考えさせられるものでした。

 

自分たちとしては本業を大切にしながら、本業の周辺で見返りを求めないちょっとしたサービスができればいい。

「これぐらい、いいじゃない」と続ければ、社会が少しずつ応援してくれるのかなと思ってまして。

本当に見事な好循環としか言いようがありません。パンという商品で、ここまでのことができるのが驚きです。

 

自分が生きるための社会貢献

生きるためにですね。もっとたくさん知っていただくためにですね。どうしたら、お客さんが喜んでくれるかな、買ってくれるかなと思うとですね。自分の立場ではなくて、お金を出してくださる方の立場の発想になった方がいい。

番組を見ていて、一番、心に響いたのは「生きるため 」という言葉です。

人を助けること・喜ばせることは、自分が生きていかないと実現できない

自分が生きるために行ったことが、結果的に社会貢献に繋がる。まずは、自分が生きるためにどうするか?スタートはそこからだと思いました。

 

先日、社会貢献の事業を行っている法人の採用試験を受けました。帰りの電車の中で「困っている人を助けたいってアピールしたけど、今は、自分の状況をどうにかしないとマズイだろう」と冷静に考えてしまいました。

これまで、世間で聞く「社会貢献」という言葉は、何か軽さを感じるというか、違和感みたいなものを持っていました。今回の番組を見て、本当の「社会貢献」の意味がわかったような気がします。

 

★★★

2014年2月6日放送 パン・アキモト 社長 秋元 義彦(あきもと・よしひこ) 氏|カンブリア宮殿:テレビ東京

株式会社パン・アキモト | パンの缶詰を販売している栃木県那須高原にあるパン屋 | Pan Akimoto Co.,Ltd.

パン・アキモト おいしい備蓄食 (オレンジ味) 100g

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※ パン・アキモトの缶詰を実際に食べてみたレビュー記事です。
カンブリア宮殿でも紹介、パン・アキモトの「パンの缶詰」を購入!