パニック障害を克服するためにランニングを始めました!
今年の大きかったことの一つは、ランニングを始めたことです。走り始めたきっかけは、パニック障害を克服することでした。
ランニングを始めたきっかけ
僕がパニック障害になってしまったことは、以下の記事に書いています。
パニック障害は脳の病気です。Amazonで本を検索して探していたときに、この本が目に入りました。 商品ページを見たら、興味深かったので、即決で購入しました。
脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方
この本は運動が脳に与える影響が詳しく書いてあります。パニック障害を運動で治した事例も書かれていました。
この本を読む前、LINEで久しぶりに連絡があった友人に病気の相談をしてみました。その友人は医学部を出ていたので、詳しいかなと思ったのです。
聞いてみると、その友人も、うつ病になったときがあったようでした。そのときは、食事を見直したこと、そして、運動をして治したそうです。運動することは、脳に良いと言っていました。それもあって、本を購入しました。
その友人は、中学のときの同級生なのですが、僕が中学のとき、一緒にランニングをしたことがあって、「○○(自分の名前)はランニングに向いているよ」と言われました。
それがちょっと嬉しくて、走り始めるにあたって、背中を押した部分もありました。元々、いつかランニングを始めたいなと思っていたので、その意味でも、良いきっかけになりました。
なぜ、ランニングが良いと思ったか?
僕がランニングをしようと決めたのには、走るのが好きだったというのもありますが、パニック障害で作ってしまったメンタルの壁を壊すのに、最適ではないかと考えたからです。
パニック障害もうつ病も、脳内にあるセロトニンという物質が不足している状態になります。セロトニンを増やすには、リズム運動が良いと脳科学で言われているそうです。
ランニングだけでなく、ウォーキングもリズム運動の一つです。ただ、自分としては、もっと負荷をかける運動をした方が良いと考えました。
パニック障害は発作が起きると、息苦しくなります。そのトラウマで、息苦しくなるのがちょっと怖くなってしまった部分がありました。
走ると自然と息が切れます。ランニングをすることで、息切れに慣れるというか、発作に対しての恐怖心がなくなるのではないかと考えたのです。
実際に走り始めたところ、特に問題なく走ることができました。最初は自分の衰えぶりにショックを受けましたが、ランニングは裏切らないスポーツです。トレーニングをした分だけ、走れるようになります。
最初は1km走るのが精一杯だったのが、走り始めて2ヶ月くらいで、5km走れるようになりました。自分の体が変わっていくことで、病気も治せるという自信に繋がるとも考えたのです。
走り始めてから、実際に自信がついて、電車に乗るようになって、少しずつ外出をし始めるようになりました。まだ、5kmしか走れませんが、もっと走れるようになれば、かなり自信がついてくると思っています。
病気を治すためだけでなく、体力をつけることができる、ダイエットにもなる。朝に走れば、脳がスッキリして集中力を高めることができる。夜に走れば、1日のストレスを解消することができる。走る理由はたくさんありました(笑)。
ランニングをする際の注意点
ランニングを始める際は、きちんと知識を身につけておいた方が良いでしょう。
- 作者: ランニング・スタイル編集部,金哲彦
- 出版社/メーカー: エイ出版社
- 発売日: 2008/04/26
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 26回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
この本には、シューズの選び方からランニングフォーム・ストレッチの仕方といった初心者に必要な知識が網羅されています。ランニングの本は数冊買いましたが、初心者にはベストの本だと思います。最初は、この1冊で十分と言ってもいいくらいです。
元々、僕は完全に運動不足でした。年齢も30代半ば。足の筋力がものすごく落ちていたのです。さらに体の歪みもありました。10回くらい走ったら、膝を痛めて走れなくなってしまいました。
僕の反省点を述べますと、まずはウォーキングから始めること。これは基本中の基本です。でも、ウォーキングを続けていると飽きるので、歩くのに慣れたら、ゆっくりで良いので、走った方が良いでしょう。
一番の注意点は、「毎日、走らないこと」です。言い替えると、足の疲労を溜めないことです。僕のような運動不足の初心者は高い確率で膝をやられると思います(苦笑)。最初は、週に2回くらいがちょうど良い気がします。
あと、最初は、なるべくフラットな道を走ることです。走り始めのときにデコボコ道や坂のあるコースを走ったのが良くなかったなと反省しています。
パニック障害の人の注意点というか、アドバイスとしては、近所をグルグル回ることです。慣れてきたら、少しずつ距離を伸ばしたり、自転車でちょっと離れたところに行って走るのが良いと思います。
★★★
今回は、自分の体験談を書きました。病気に関しては、あまり情報収集し過ぎないように気をつけています。
情報収集することは悪いことではないと思いますが、注意したいのは、本やネットに書いていることを鵜呑みにしないことです。病院の先生が言うことも同じです。
これは病気に限らず、何にでも言えることだと思います。情報に関しては、ちょっと疑うぐらいがちょうど良いでしょう。 良いことを言っていても、あくまでヒントやきっかけに過ぎません。
人によって向き・不向き、合う・合わないもあります。自分で考えて、行動に移すことが大事だと思います。100%正解なんてものはありません。ある程度、試行錯誤することが必要です。