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30代の仕事は「選択と集中」が大事

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今週の『Number』は、Jリーグ特集。表紙が中村俊輔というのが嬉しい!おそらく、南アフリカワールドカップ以来、初めてじゃないでしょうか。

 

俊輔選手のロングインタビューで、日本代表を引退して、マリノスに集中することを選択した話が印象に残りました。

 

Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2013年 12/26号

 

人生は有限である

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下記、俊輔選手が日本代表引退の経緯について尋ねられたときの回答です。南アフリカワールドカップ直後に言っていた「マリノスに時間を費やしたい」という理由の再確認でした。

そうだね。あのとき自分が持っているパワーとガソリンを考えたら、それまではクラブと代表のどちらに比重を置いていたかと言えば、やっぱり代表のほうが大きかった。だからこれからはクラブ、つまりマリノスのことを大事にしていきたいな、と。

 

~中略~

 

(続けていたら)もっといい経験ができたかもしれないし、もっと成長できたのかもしれない。ただ、パワーをそこに費やせるだけのガソリンはもうなかったよ

今、俊輔選手は35歳、わたしは36歳で、学年でいうと一つ下になります。

 

わたしは、32・33歳くらいから、体力の衰えを日々感じるようになりました。このペースで仕事をしていたら、体がついていかなくなると…。

 

35歳を目前にしたとき、「2倍にしたら70歳、人生の折り返し地点だな」と思いました。そう考えたとき、「人生は有限だ」と強く感じて、「自分にとって大事なことって何だろう?」と真剣に考えるようになりました。

 

当時は、仕事でクタクタになっていて、惰性で毎日を過ごしていました。「こんな日々を送っていたら、時間がもったいない」と思いました。そして、35歳になった約4ヶ月後に会社を退職しました。

 

会社を辞めたくらいのころに、ある病気を患ってしまいました。疲労とストレスを溜め込んでいたのが原因です。ガス欠してしまったということでしょう。完治に時間がかかるということで、思い切って、1年間、休養することを決めました。

 

予想外の事態でしたが、30代のうちに健康の重要性がわかったこと、時間に余裕ができたことで「ブログ運営」や「ランニング」を始められたことは、これからのことを考えたときに良かったと思っています。

 

「選択と集中」が先に繋がる

マリノスだけに集中できたのは、自分にとっては凄く大きなことだったと思う。代表のときはオフすらなかったし、逆に今ではサッカーと家族に費やす時間がつくれるようになった。それにマリノスに専念してからは、パワーを溜められている。そういうのもあって俺はプレーヤーとして生き延びることができてるんじゃないかと思う。

俊輔選手は「日本代表に入ること」ではなく、「サッカー選手としての寿命を延ばすこと」「マリノスを強くすること」を選択したわけです。今年、JリーグMVPとして活躍できたのは、マリノスに専念できたからではないでしょうか。

 

20代は「何でも経験」という時期かもしれません。しかし、体力が落ちてくる30代は「選択と集中」が大事だと思います。大切にするものを選んで、何かを捨てること。それが、充実した時間を過ごすことに繋がるのではないでしょうか。

 

健康についても、20代の疲れは20代のうちに取れますが、30代の疲れは40代に持ち越される気がします。40代を健康に過ごすために、30代の過ごし方は気をつけた方が良いでしょう。わたしが1年間、休養することを決めたのも選択と集中です。

 

★★★

後悔のない人生を送るためにも、30代の選択は大事だと思います。ただ、間違えてはいけないのが、「何かに集中するための選択」ということです。集中したいものを探すところから、始めないといけません。

 

わたしは、家族との時間、趣味(落語)を楽しむ時間を大事にしたいと考えています。