ウォンテッドリー代表、仲氏の本『ココロオドル仕事を見つける方法』
ウォンテッドリーというフェイスブックを活用した転職サイトがあります。そのサービスを運営しているウォンテッドリー株式会社(2013年に11月にウォンテッド株式会社から社名変更)の代表取締役である仲暁子氏。
仕事に限らず、やりたいことがあるけど動けない・モヤモヤしている人に、背中を押してくれる本です。
記事の最後に、ネット上で「勇気づけられる」と話題になっていた仲氏がイベントでスピーチをしている動画も掲載しています。
まずはやってみる。駄目だったとしても、やめることは新しいことの始まり
あれをやろうか、これをやろうか、いや、こっちのほうがうまくいくかも…。などと考えていても、絶対に答えは出ません。
それよりも、目の前の選択肢を、考える前に全部やってみる。
そうすれば、どれが一番うまくいくか、瞬時にわかります。
~中略~
ココロオドル仕事とは、考えてみつかるようなものじゃない。やってみて、はじめてみつかるものだと思うのです。
※ 第1章 ココロオドル仕事は、「自然淘汰」で見つかる より
これは職業選びに限らず、仕事の一つ一つ、趣味・遊びなど、何にでも言えることではないかと思います。
著者の仲氏は、外資系証券会社を辞めて、マンガ家を目指して、8ヵ月間、集中してマンガを描いていたそうです。賞に何度か応募するものの、デビューはできなかった。挑戦したことで「才能がなかった」と諦めて、新しいことを始めた。
この本の別の章で、「やめるというのはけっして悪いことではない、何かをやめるということは、あたらしいことの始まりだから」と言っていたことも心に響きました。
うまくいかなくて当たり前
つまり、成功するかどうかというのは、確率論なのです。
やればやるだけ、バットを振れば振るだけ成功する可能性は高まるし、成功の回数も増えていくもの。1回しかやらなければ成功しない確率が高いけれど、1000回やれば、どれか成功するだろう、ということです。
~中略~
失敗するのが普通、うまくいかなくて当たり前。そう思っているだけで、やってみることは怖くなくなるのです。
※ 第1章 ココロオドル仕事は、「自然淘汰」で見つかる より
私が行っているブログ運営にしても、記事を書いてナンボです。何度もバットをふっていくうちに、だんだんボールが見えてきて、当たるようになってくる。良い記事が書けるようになってくるものだと思っています。
どんなに優れたバッターでも、打率は3割から4割くらいです。ホームランとなったら、もっと確率は低い。百発百中なんてありえない、物事はうまくいかない可能性の方が高い、失敗しても落ち込むことはありません!
検索をしても答えが出ていないもの
「どんなことをしているときが、一番ワクワクできるのか?」
そう聞かれたら、あなたはなんと答えるでしょうか。
私は、迷わずこう答えます。
「検索をしても、答えが出ていない問題に取り組んでいるとき、人が驚くようなものを創っているとき」と。
検索をしても、答えが出ていない…。これは時代を感じると同時に、少し怖いなと思いました。
今の時代、何でも、インターネットで答えを探そうとしていることに気付いて、少しドキッとしてしました。便利になって良いことなのか、悪いことなのか、悩むところもありますが…。まぁ、何事にもメリット・デメリットはあるものです。
この部分のポイントは、検索で答えが出てくるものは、誰かが既にやっているということです。
ブログの記事にしても、誰も書いていないものを書くことに価値があると思います。何をやるにしても、答えが出ていない、答えのわからない、新しいことにチャレンジしたいですね!